中国でTwitterが見れない・使えない理由
中国でTwitterが見れない・使えない理由
世界中で利用され、ユーザーも手軽に情報発信が出来るようになった今の時代。
Twitterはその最たるもので、世界中のユーザーが情報を閲覧できます。
そんなSNSや動画配信サービスも地域や国によって制限がかかり、閲覧できない事もありますが、その中でTwitterが閲覧、利用できないと有名なのが中国です。
では、なぜ中国ではTwitterを閲覧、使用できなくしているのか。
それをまとめてみました。
1.アクセス出来ない理由はファイアウォールの設置
中国ではネット検問システムであるファイアウォールがあります。
これは中国が設置しているもので、中国国内からネットワークアクセスを行う際はそのファイアウォールを通過しますが
ここで中国が危険、不適切と判断した場合にアクセスを遮断して閲覧できないようにしているのです。
これは年々強化、更新されていく状態で、特にTwitterやFacebook、LINE、Instagram等のSNSやYoutube、ニコニコ動画等の動画配信サイトはアクセス自体が禁止されているという現状があります。
それ以外にも監視されているサイト等は多数ある模様です。
2.”どのようにアクセスを遮断しているのか”
では、このファイアウォールはどのようにアクセスを遮断しているのかを説明します。
まずはURLを入力して、アクセスを試みると、DNSサーバーがアクセス先のIPアドレスを確認しにいきますが、アクセス先のURLがブロックしているURLの場合はブロックを行ない、サイトを閲覧できません。
もしDNSサーバーを通過しても確認しにいったIPアドレスをチェックし、ブロックしているIPアドレスの場合は接続拒否となります。
続いて、URLを開く際にもURL内の文字を判定して禁止用語が含まれていないかチェックを行います。
ここまでチェックを超えてページを開いた後にもファイアウォールはページをチェックし、検問している単語が含まれている場合はアクセスが遮断されてしまいます。
という幾重ものチェックを超えてようやくアクセスができるという状態。
ここまでしてアクセスを制限理由とは一体何のためなのか。
3.アクセスを禁止している理由は、情報の統制によるもの
ここまでアクセス遮断を執拗に行う理由はやはり、情報の監視を行うためであると考えられます。
その他にもポルノ等に関するサイトは全てシャットアウトされています。
まとめ
以上、Twitterが中国で使用できない理由について挙げてみました。
実際のところ、アクセスしようと思えばVPNでの接続は可能のようですが、中国国内ではTwitterに相当するサービスとして微博(ウェイボー)が提供されています。
国内での利用であれば微博で充分と考えると、Twitterについては今後も中国国内からのアクセスは遮断され続けるでしょう。
今や大国となった中国の”ガラパゴス化”。中国だからこそ出来る事なのかもしれません。
いつか、中国と世界の間にそびえ立つ”見えない壁”は壊れる日が来るのでしょうか。