VPN接続前に確認、PPTP、L2TPでのVPN接続はどちらがより有効か

プラネットVPNに限らず、VPN接続は中国などのインターネット接続に規制、検問が入っている国や地域に向かう際は欠かせないものとなっています。プライベートでの観光であればFacebookやTwitter、Instagram等のSNS等の活用。

ビジネスでの滞在にはGmailやEvernote,Dropboxが使えるか否かが仕事に左右する事もあるでしょう。今回はプラネットVPNで採用されている接続プロトコル、PPTP,L2TPでの接続を比較してみたいと思います。

【手軽に接続、速度重視ならPPTP接続がおススメ。だが、セキュリティ面に不安アリ】

まずはPPTP接続から見ていきます。そもそもPPTP接続とは、Microsofftが開発、提供している技術でMS-CHAPv2というプロトコルで暗号化されたトンネルを構築して接続を行います。接続の際はPPTPサーバとPPTPクライアント(PC、スマホ側)に分けられ、認証はクライアント側より行われます。

メリットとしては速度低下が抑えられるという事。L2TPと比べるとより動画サイトの閲覧等もよりスムーズに行われるわけです。

ただし、デメリットとしてはセキュリティ面で不安がある事。既に暗号化のロジックが解読されており、安全な接続ではないというのが現在のPPTP接続の状態なのです。特に中国に限らず、公共のでのWi-Fiスポット等でVPNを使用する時にも暗号化はされていますが、それを破られる可能性はあるという事です。そのため、9月に配信されたiOS10やmacOS sierraではこのPPTP接続が削除されています。

【セキュリティ面ではPPTPより安心、確実なセキュリティを求めるならL2TP接続】

一方のL2TP接続はセキュリティが強化され、PPTP接続と比較すると安心して利用できる接続方法となっています。技術開発にもMicrosoftだけでなく、CiscoやIETFと呼ばれる任意団体がかかわっています。L2TP接続はセキュリティレベルも高いレベルで、暗号化強度も256bitとPPTP接続の128bitと比べて2倍に。

デメリットとして速度低下とそれによる接続の安定性が低下する事が考えられますが、接続速度については接続する端末の処理能力に依存する部分もあるのでPCによっては気にならないかもしれません。L2TP接続であれば、PPTP接続で考えられる公共のWi-Fiスポットでの接続時にも安心して利用出来ます。

【プラネットVPNではPPTP,L2TP接続を提供中】

以上がPPTP,L2TP接続の比較となります。利用についてはどちらも有用なものとなりますが、セキュリティや接続速度に使い分けていただくのが良いでしょう。現在プラネットVPNではPPTP,L2TPを提供しています。
無料体験期間が1週間、月額費用も自動更新プランなら700円での提供となります。
iOS10,macOS sierraではL2TPでの接続が必須となりますが、その他の端末ではPPTP接続も引き続き利用が可能です。

中国への出張、その他国内でもVPN接続を利用される方はある程度ご存知の内容だったかもしれませんが、改めて確認いただければ幸いです。

 

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